本を読み、建物をいじり・・・

このところ、海岸の小屋の電力事情が改善されましたが、少し本を読む機会が増えています。とはいうものの、日本の古典と・・・海外の古典が多いようで・・・現代文はあまり読んでいないのが実情です。

特に日本の古典は、古事記・日本書紀・祝詞・宇治拾遺物語などですから、ちょっと古すぎる気もしますが・・・しかし、この数ヶ月間この手の本ばかり読んでいましたから、結構まともに読めるところが・・・良いのやら悪いのやら?古事記は、漢文・読み下し文の両方を眺めていますから、それほど長いものではありますんが、通読するのにかなり時間がかかります。

進んでは戻り、日本書紀を参照し・・・色々と調べ・・・まあ、遊んでいるわけです。

これ以外に、何度となく読み返しているのが・・・チャールズ・ディケンズ関係ですね。面白いともいえますし、考えさせられるともいえますが・・・まあ、映画化されたものも随分とありますが・・・特に、季節違いですが、クリスマスキャロルの映画は随分と眺めていますね。

わが国では、あまり紹介されていませんが、欧米では、忠臣蔵以上に映画化されているのでは?なんって・・・私も、少々集めましたが、5本以上手元にあります。まあ、題名がスクルージであったり、クリスマスキャロルだったり、色々と変わりますがね。

まあ、同じ内容です・・・それでも、それなりの楽しみ方ができるのは、忠臣蔵と同じようなものか・・いや、忠臣蔵以上に、内容は同じですがね。

同じセリフでも、俳優によって随分と違うものです。

さて、チャールズ・ディケンズってビクトリア朝時代の人ですね。19世紀の・・・もっとも有名な作品は、私も好きなクリスマスキャロルですね。私はこの作品が好きですが・・・嫌いです、私もスクルージのような人間ですから・・・守銭奴ではありませんが似たようなものです。貯め込むものと、その貯め込んだものの運用は似たようなもの・・・

それで、問題配布のサイトを構築しているようなものです。ディケンズは、1812年2月7日に、下級官吏の長男として生まれます。

貧富の差の大きな時代ですから、ディケンズも生涯貧困におびえて生活していたようです。

私も貧困を恐れますが・・・受験産業がそこそこの繁栄を続ける限り、幸いなことに極度の貧困とは無縁でいられそうですから、ちょっとは安心です。

書けども売れず・・・そういった小説家の悲哀は嘗めずに済みそうですからね。ディケンズもよろしいですが、似たような時代のモリスの詩もよさそうです。

モリスの方は工芸家、詩人、社会改革家・・・色々な肩書がある人物ですが・・・世界で一番美しい家?のレッドハウスを設計・デザインします。

確かに、美しい家だと思いますが・・・私だって、自分のために美しい小屋を設計・施工していますからね!私の場合・・・すべてを設計し、すべてを作らなければなりませんから大変です。

以前作成した、ブランコの試作品は、再度、設計に手を加えられ、発展した形になります!小屋も数次の試作を経て、発展した形になります・・・でも、ただ1つの1回だけの試作品かもしれませんが・・・まあ、完成度は高くなっていますがね。

今回の小屋は・・・窓に工夫を・・・冬をイメージすると窓はあまりありがたくありません。現在メインで使っている小屋は・・・窓が大きく、冬は寒くて・・・今回の小屋は、これまた大きな窓が・・・冬を再び無視した設計ですね。

まあ、海岸の小屋ですからね。海岸は夏のもの・・・冬は・・・冬眠です。考えては造り、ちょっと図面を引いてはつくり・・・これの繰り返しです。

やっと、既存の小屋から延長した部分に、窓枠のようなものまで出来上がってきました。近頃は、塗装しながら組み立てています。やはり、この手のものは塗装までして完成でしょうからね。

小屋付属のブランコも、少しずつ形になってきました。徐々に構築物が塊としての個性を持つようになってきましたから、細部の設計も真面目にしないといけないようです。いくつかの小屋が軒を連ねて威容を呈してきましたが、どれも単独では工作物ですからね。

2001年にこの土地に、小屋を立て始めて、ずいぶんと遊んできたような・・・そんな気がします。何をしていたのか?やはり、プリント類の作成でしょうか?少なくとも、本拠地に比べると、集中して作業ができます。誘惑物は少ないですからね。

あれ、ビクトリア様式を研究する予定が・・・まあ、木造建築でビクトリア様式ってのも・・・今回は、モリスのように、内装も凝ることにしましょう。ステンドグラスも良いでしょうし・・・色々と考えますが・・・先立つものがなくて・・・貧乏は憎むべきものなり!まあ、そんなところでしょう。

しかし、気になるのは、代々のお金持ちの人が作るリッチな雰囲気の建物と、標準的な建物って風格が違います。やはりお金の威力は大きいのかな?お金の使い方というのはなかなか難しいのかと思う日々です。
(2008.04.15)

  

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