久々の大きな旅の記録(6)

さて、尾道は学生時代2度ほどそれぞれ1週間ほど滞在したので、ほぼこの近在の様子はわかっていますから、軽く通過という感じです。駅前の様子は随分と変わりました。ずっと以前に泊まった宿はどうなったやら?ちょっと気になりますが、先を急ぎます。

そして、尾道大橋へと突入です。因島や井口島などはフェリーで渡り歩き回った記憶がよみがえってきます。

ちょっと追憶・・・

そして、今治へと車を進めていきます・・・しかし、この道の暗いこと・・・これが気になりますね。どこを走っているの?陸地なのか崖っぷちなのか、橋の上なのか?まあ、たいした違いはありませんが、夜間走行にはもう少し目標物が欲しい気もしますね。

まあ、ぼんやり走っているのかもしれませんが・・・この「瀬戸内しまなみ海道」は昼間に通るべき道であったようです。

今治について、ここから、徳島へ向かいます。今治では完全に夜道です。スーパーも閉まる時刻が近づいていますが、ここで気になったのは「本」の看板です。これが結構多いんですね。素敵な古本でもあるかと覗いて進みます。

この手の古本屋は幹線道路沿いに多くあるのでよいのですが・・・古本の品揃えが気になりますね。ハードカバーが少ないんですね。しかも、内容の硬い本はほぼ皆無なんです。私のお気に入りは・・・あまりないんですね。

岩波文庫はほとんどなし、1冊100円なら、持っていないやつなら何でも買うのですが、結局6軒ほど回って4冊程度の収穫しかありませんでした。

普通の本屋らしきところにも行きましたが、地方史などの本はなく、かなり残念、この地域の人々はどのようにして、自分の暮らす地域の歴史に触れるのでしょうか?ちょっと気になります。まあ、駅前の大きな本屋などに行けば、立派な本が並んでいるのかもしれませんがね。

そして、夜道をひたすら徳島へと向かいます。中央構造線に沿ってですか?192号線が延びています。ほぼ直線なんでしょうが、眠くなる道です。あちこちより道をし、仮眠を取り、進んでいきます。

まあ、夜走っていてもあまり面白いものはありませんね。時折、黒煙を上げて走る大型トラックなどがあり、昔のにおいを感じます。近頃、ジーゼル臭など嗅がなくなったななんって、ちょっと懐かしい嫌悪が浮かんできます。

2時ごろ、徳島へついて、フェリー桟橋へ到着です。あとで気づいたのですが、フェリー桟橋が2つあって、私がたどり着いたのは和歌山へ向かうフェリー桟橋の方なんですね。切符売り場へ行って気づきました。

そこで、計画が・・・がんばって熊野方面への進出へと変わって行きます。何しろ、今回は山道を結構走ってきていますから、さらに山道というのは気が引けるのですが・・・まあ、こうなるとフェリーで飲んだくれて東京へ行くという計画はパスというわけです。

まあ、ここからフェリーで帰ると、20日の早朝に東京ですから、悪くはないのですが・・・酒は山ほどあるし・・・

しかし、紀伊半島進出ですから、ちょっと目的地を考えます。当面の目的地は・・・十津川です。どうやら、高知で「ごめん」の電車の影響です。多分、御免かと思ったら・・・よく考えると後免でしたが・・・年貢が免除された地域・・・十津川郷士なんって、幕末に騒いだ連中とかそういった事への興味でしょうか?・・後免は諸役御免が由来らしいですが・・・

さて、フェリーは6時近くに出航ですから、2時間ほどの睡眠時間が取れるので、即眠り込みます。

目がさめると、出航まであと40分程度になっていました。いつの間にか小雨も降っています。

徳島から和歌山へ向かうフェリー乗り場では、ドライブスルーなんです。車に乗って窓口に向かい、ちょっと高めの窓の売り場で支払いを済ませ、乗船用の駐車スペースへ車を進めます。

しばらく待つと乗船開始、横には小雨の中、自転車で待つ人がいましたっけ。車を船に乗せたら、即、睡眠準備です。さっきまで寝ていたわけですが、犬猫並ですから、すぐに寝込めますね。
(2008.04.07)

  

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