新しい学力評価法の研究・・・?

ちょっと、本格的な?研究を始めました。算数の問題の解析能力を測定する方法があるのでは?なんってそんなことをちょっと考えたためなんです。

現在、教えている生徒に不足している能力を的確に測定する方法・・・なんですね。

算数は、計算と文章の読解の能力が問われます。したがって、電卓を持った国語の先生は、電卓を持たない算数の教師より、算数の問題が速く確実に解けるのではないかという仮説を掲げたわけです。

この仮説は、検証する必要はないでしょう。だって、国語の先生に電卓を持たせたって、解けるわけないからです・・・解けるのなら、算数の教師の不足を嘆くことはありませんからね。

つまり、算数で扱う日本語は、言語としては日本語であるが、体系が違っている?ということになるのでしょう。何しろ、中学入試の算数では四則計算を表す言葉がどれだけ正確に読み取れているか?また、言葉の定義がきちんと理解できているかどうか?これに尽きます。

言葉の定義の根幹になるのが、たぶん割合の定義でしょうね。「比べられる量を元にする量で割った値を割合とする。」というやつと、「単位量に対して、どれだけ。」というやつですかね?

ほとんどの問題は、四則計算と上記2つのものに属するような気がします。

こう考えると、算数というのは、翻訳の技術に近いような気がします。日本語で書かれた文章を数式という言語に書き換え、実行するという作業ですね。

ある意味、プログラミングに近い性格を持っているようです。プログラミングなら・・・評価法があるはずです。

さて、実はここまでの推測は後知恵で・・・実際は、どのようなタイプの文章がきちんと読め実行できるかの評価のために、小学校4年生程度の計算力で解ける問題を24題用意し、それを実施したんです。

実施のために、算数でよく扱われる関係を示す文章を適当に作り、配列をあまり考えずに、作り・・・適当に作っていますから、難易度の低い問題が前半にあり、後半は、楽なパターンの文章が払底してくるので難しくなっていきます。そして、24題作ったところで果てた・・・そして、実施しました。

結果は・・・予想通り、通常授業で山ほどテストをしていますから、正確に学力を把握している生徒ですから、番狂わせもありません。まあ、生徒の顔を思い浮かべ、こういった文章は読めないだろうな・・・なんって、XXはできるだろうけど、XXは無理だよな・・・なんてね。

結果は予想にたがわず・・・これって、数値処理できるかな?なんって・・・何しろ、いままでのテストという集積物もあるし、今回の評価用のテストの問題難易度を加味して・・・統計処理を行えば・・・

そこで、問題の難易度って何?というところに至ったというわけです。問題の難易度の尺度を定められれば・・・と、ちょっと学問研究に近い奴が・・・

実地調査と解析のための基礎理論とをやって論文を書けば・・・修士論文として、通用しそうなテーマで、解析手法の検証と拡張を行って論文を書けば・・・博士論文として通用しそうな研究になってきました。まあ、着手してから3日ですが・・・基本的には20年ぐらいこの研究に携わっているような気もしますが・・・

ふと、専門を教育学にしておけばよかったような・・・くだらないことを考えてしまいましたが・・・しかし、専門研究って、研究者って何なんでしょう?自称ソフィストなんですが・・・大学教育の中では、教育学の類は教職の単位の中に含まれるのでしょうが・・・

まあ、専門で算数や理科を教えていますが・・・それでも、アマチュアなのかもしれませんけどね。さて、統計学的な手法を検討してみましょう。ああ・・・統計学もあまり学んでいないですから・・・何やら、学ばなければならないことがたくさんありますね。MATLABは買えませんから、Octaveでも使って解析手法を探るのも良さそうですが・・・

こんなことをしていると、遊ぶ時間がなくなってしまいます。安易にエクセル上で遊んでみるのもよさそうな・・・ああ、プリント作成の時間も足りない・・・困ったものです。

何でも、遊びにしてしまうので、結局のところプロに徹することができないのかもしれませんね。さて、駄文を書くのはやめてプリント作成をしなければ・・・
2007.11.14

  

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