ちょっと国際信号書を見ながら・・・

数年前に購入した、国際信号書ってやつを眺めています。こいつは1855年英国商務院によって7000種類の信号と18の旗を定め、それが改定を重ねて現在に至っています。

無線の分野でも使われており、ハローCQ CQなんってやる時のCQなんかもこの国際信号書に定められているものです。無線電話の規定では、CQは、チャーリー・ケベックなんって発音なんでしょが・・・電信ではCQですが・・・付近のすべての局あての一括呼び出し符合ですね。-・-・ --・-なんってモールス符号を送信すれば、受信したところは返事をするのでしょう。

さて、1字信号Aの旗をあげると、私は潜水夫をおろしている。微速で十分避けよ。なんって文を意味します。2字信号AAだと・・・のあと全部を再送せよになり、ABは・・・の前全部を再送せよ。ですね。Mで始まる3字の符号はMAAだと、私は、緊急の医療助言を要請する。なんてのになります。

まあ、あまり合理的な信号体系ではないような気がしますが、伝統的なものですから簡単には変わらないし、これからも生き続けるのでしょう。

この信号書を使って、英語の勉強でもしようか?なんって思ったもので、購入したんですが・・・まあ、使える英語がびっしりと書かれています。まあ、ちょっと硬めの英語のような気もしますがね。

逆にいえば、標準的翻訳の日本語として通用するものが掲載されているとも考えられますから、ちょっと対応関係の研究も面白いかと・・・

しかし、結局のところ変なものばかり見ています。お気に入りはSNって符合です。SNは貴船は、直ちに停止されたい。ボートをおろしたり、無線を使用したりするな。もし従わなければ貴船を砲撃する。というやつです。

拿捕するときの奴でしょう。海賊をするときには必須?まあ、近いうちにデータベース化して遊ぶのも良いかな?なんって。そのためには、規則をきちんと理解しないといけませんね。ただ、状況によって意味の異なる信号もあるようです・・・さて、ちょっと真面目に通読して数文字の記号でどんな話ができるのか研究してみるのも興味深いと思うわけです。

しかし、こういった専門とは関係ない本を買ったりするから、お金はなくなるし、場所ふさぎになっていくというわけです。しかし、知るのは楽しみですから厄介です。
2007.09.19

  

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