練習するための問題は?

このところ、算数の基本演習のためのプリントを、「とにかく計算!いっぱい計算!」シリーズで展開しましたが、どうも、もう少し基本的な解説的な例題集のようなものを作るのもよさそうな気がしてきました。

多くの生徒は2桁程度の整数計算は苦にならなくなっていきますが、そこから先でちょっとつまずく場合が出てきます。横についてやらせるとそれほど大きな問題なしに解くのですが、一人になると解けなくなります。

まあ、自信が無いために手が動かなくなるという奴なんでしょう。そうなると反復練習が一人で出来なくなってしまいます。そうなると・・・やはり、簡単な解説がちょっとついていて、自信を持たせられると良いような気がします。

問題の解き方の文章を読み、その指示に従って計算すれば良いというタイプのプリントを作成したら?まあ、ワープロでこしらえるとなるときわめて面倒な代物ですが、例によってデータベースを使ってやる中では、それほど面倒ではありません。

一般的に、そういった解説文を必要としない人間は、読まずに解きますし、必要とする人でも、何回かやってそれほど見なくて済むのなら、読まずにやり、疑問が出たらもう一度読み返すだけになっていくはずです。

そして、定型的な文章であればその形を覚えてくれるはずですしね。

この手の、丁寧な問題集が今までに存在しなかった理由は単純ですね。すべてを手入力で同じ文章を打ち込み印刷するなんって・・・無駄な話ですからね。

生徒の横にくっついてやっているときには、教師はたぶん、呪文を唱えているはずです。「仮分数に出くわしたら、分子を分母で割って、商を書いて、もとの分母分のあまり」こんなことを唱えて生徒に刷り込んでいるはずです。

生徒も、この呪文を覚えれば仮分数を帯分数にすることが出来るというわけです。

この呪文を覚えさせるための計算練習問題をちょっと充実させてみるのも面白いかな?なんって思えてきました。

ベースになるものはかなり開発しましたから、ちょっとこのシリーズを充実させてみるのも面白いでしょう。計算問題の研究

2007.04.18

  

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