基本教材の研究と計算問題

このところ基本教材の研究ばかりやっています。今年はなぜか下の方のクラスを教える関係で、効率の良い学習というのを考えなければならないからです。

まあ、カリキュラムが定まっていますから、その枠の中で効率よく、失敗の無い教え方・後々破綻しない教え方というものを実践しなければならないからです。

さて、同じ学年の中で成績上位者と下位者の差は何によって生まれるのか?これって様々な条件があるでしょうが、基本的には言語能力の差では無いかと思われる節があります。

何しろ、授業で言葉が通じない場合が上位者と下位者では差がありますからね。いかにも子供子供している下位者としっかりした上位者、結局のところは言語改革が必要なんでしょう。

まあ言語的な訓練は文章題の反復と同じ形のテストを数回繰り返して動機付けを行うことである程度クリアーすることが出来ます。だって、復習しておくと次回のテストでは向上が見られるとなれば、そりゃ復習しますからね。

算数で厄介なのはやはり基本演習なんでしょう。暗算レベルの問題を数こなす作業。特に小数の計算で位取の練習をさせる必要があるように思われます。

そこで、例によって計算問題のコーナーに、掛け算と割り算の九九の範囲の問題を作って載せています。今回は10ページずつ200題×2ですね。これってかなり重要なのでは?私もちょっと練習して見たくなりました。だって、簡単そうで、位取を確実にこなすにはどうすればよいかがわかりますからね。

近いうちに、繰り上がり・繰り下がりに特化した暗算練習用のプリントも用意してやろうかと思っています。単なる計算ですが、位を意識した計算という奴は重要なのではないかと思います。

かなり、計算問題作成のためのノウハウが溜まって来ましたから。そろそろきちんとまとめてみるのも良いかもしれません。

2007.04.11

  

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