浮力について
 浮力の基本は、液体中の物体は、押しのけた液体の重さだけ軽くなるということです。まず、この意味を理解しましょう。
 右の図のように、小石を水の入ったメスシリンダーの中に入れると、(マウスカーソルを図の上に持っていくと・・・)小石に水は押しのけられ、小石の体積の分だけ水面は上昇します。これが基本です。
 このとき、小石によって水が押しのけられます。上昇した水面から小石の体積がわかります。そして、この押しのけられた水の量から、押しのけられた水の重さもがわかります。
 この押しのけられた水が浮力を生み出し、この押しのけられた水の重さが浮力に等しくなります。
 ですから、右の図で50の水が押しのけられたのなら、水は1あたり1gなので50gの水が押しのけられて、この小石は50gの浮力を受けることになります。

 それでは、押しのけた液体が水でなければ・・・・
 たとえば、1あたり0.8gの油の中では?
 と40gの浮力を受けることになります。このように、浮力では、液体の体積と重さの関係を確実に理解することで計算が可能となります。

 さて、それでは、浮力の効果について説明を続けましょう。

  

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