電池の直列・並列つなぎと電球の明るさ
 まず、電球1個、電池1個または2個を使った回路を考えましょう。
図1 図2 (図1より電球は明るくなります)
左の図1は、電池が1個で電球1個をつけているものを示しました。右側の図2は、直列につないだ電池2個で電球1個をつけているものです。電池を直列につなぐと、電池の電気を流そうとする力が大きくなるので、電流がたくさん流れ、フィラメントの温度は高くなって、電球は明るく輝きます。電球では、電熱線の細くて小さなもののようなフィラメントの部分が熱くなって輝いています。
今度は、電池を並列つなぎにしてみました。このつなぎ方では、電池の電気を流そうとする力は大きくなりません。ですから、左上の電池1個で電球を1個つけたときと電球の明るさは変わりません。
 しかし、電池に蓄えられている電気の総量は2倍になりますから、ほぼ2倍の時間だけ電球をつけることができます。
 このとき、電球のフィラメントの発熱は図1と同じになります。
図3 (図1と同じ明るさに電球はつきます)

 電池を直列にたくさんつないだものの方がフィラメントはたくさん発熱し、明るく輝きます。

  

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