植物のつくりとはたらき 発芽と植物の様子
種子のつくり
 種子の中には植物のからだの元になる部分と発芽のときに使われる養分が蓄えられています。
 種子は、この発芽のための養分を蓄える部分で2種類に分けることができます。
発芽のための養分を子葉に蓄えている種子・・・無胚乳種子(むはいにゅうしゅし)
発芽のための養分を胚乳(はいにゅう)にたくわえているもの

種子の発芽
 植物の種子はある一定の条件にならないと発芽しません。
 種子が発芽するためには、次の3つの条件がそろっている必要があります。発芽の際には肥料などの外からの養分は必要としません。発芽に必要な養分は、種子の内部の胚乳や子葉に蓄えられているからです。
  1. 適当な温度に保たれていること
  2. 充分な水分があること
  3. 空気が充分にあること 
 この3つの条件がそろわないと、植物の種子は発芽しません。

発芽の様子
 植物の種子が発芽するときには、子葉が2枚出るものと子葉が1枚しか出ないものがあります。(中学入試の範囲から外れますが、3枚以上子葉が出るものがあります。裸子植物です。)
 
双子葉植物の発芽
 子葉が2枚ある仲間です。
単子葉植物
 子葉が1枚の仲間です。
この発芽の様子は、その植物のさまざまな特徴を表しますから、非常に重要です。

  

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