容積の反復練習

本気で作っているのですが、それでもなかなか試作品から抜け出せません。完成度はかなり高くなってきましたが、それでも納得しにくいなあ・・・なんって思います。

今回は容積の問題を作ってみました。これは、データーベースとしてはなかなか面白い構成になっています。きちんとリレーショナルを組んで、計算問題と3つの独立した図形問題を1つのデータベースで管理し出力しています。

ですから、いままでの、単一反復とは少し様子が違っています。このプリントの作成意図なんですが、自宅学習を子供だけでできないかとの要望があったんです。

一応、私も通信教育の教材執筆をしている関係で、通信教育用の教材を目にします。例の三島のやつなんですが、ちょっと形式的すぎます。解説・問題演習・添削問題へのチャレンジなんですが、あれで定着するか?これなんです。

小学生が参考書を中心に独学でどこまで伸びられるか?たぶん、参考文献で独学できる生徒は、全体の2%以下でしょう。それだけの高度な読解力を有していたら・・・親は高度な塾に行かせるか何かするでしょう。したがって、通信教育の既存の教材では独学は困難・・・

結果は、親の負担になるということですかね?確かに三島のやつはよく考えられていて、小3の理科などは・・・体験重視型で良いのですが(自画自賛)・・・しかし、親の負担が大きいですね。

そこで、算数の反復演習の新しい手法を考えたというわけです。まあ、以前から構想はありましたが、十分な量の教材の目処が立たなかったもので・・・

さて、この単純な数字だけが異なる単純な反復なんですが・・・学習法が問題なんですね。

重要! 《使い方》
  1. はじめに、第2回のプリントと第1回の解答解説を用意します。
  2. 1回の解答解説を見ながら、第2回の問題を式や考え方をきちんと書いてやってみましょう。わかる問題は、解答解説を見ないで解いても構いません。
  3. 第1回の問題を式や考え方を書いて解きましょう。
  4. 第3回の問題を式や考え方を書いて解きましょう。○つけをしましょう。
どうでしょうか?解答解説を使って、数字と文章の対応関係をきちんとつかめるようになれば、計算のできる子なら、それほど大ごとになるような勉強ではないでしょう。

親は、第1回の解答と、1回2回の問題を子供に渡して、やっておきなさい!後で3回をやらなきゃね!って言っておけば、いやでもやらなきゃなりませんし、やっておけば、計算間違いさえしなければ解けるはずですからね。

今までに、こんなタイプの練習用教材はないと思うのですが・・・まあ、解き方・例題・問題という構成のものは普通のテキストで存在しますが、3回程度の練習です。このプリント・・・999回まで実はあるんです。意味はありませんが・・・10回程度繰り返せば、マスターできると思いますけど、とりあえずデータベースの練習ですからね。

今回のものは、なかなか制御としては良いと思えるのですが、さらにデータの持たせ方に工夫が加わり・・・と、いつまで経っても試作品なるわけです。

日々、研究を重ねると、決定版になるまでの道のりは果てしなく・・・企業化することも可能なはずなんですが、どうもうまくいきません。
(2007.10.06))

  

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