割合の問題の基礎

割合の三用法をきちんと使い分けられるかどうかは、割合を表す数をどのように扱うかが問題でしょう。

昔から、「の」に注目して、掛け算のパターンを生み出すことで対応するのが楽なんですね。私はあまり好きではないのですが・・・それでも、練習させる価値はありますからね。

この「の掛け」と称する方法は300円の2割はいくら・・・300×0.2=60円!って掛け算するわけですから、割合の三用法では、第二用法の「もとにする量」×「割合」=「比べられる量」を文章の中から見出させる方法ですね。

日本語は膠着語ですから、文全体の様子で対応する式を考えなければならないので厄介ですね。読めるだけではだめというわけです。暇があったら、形態論でも学びたい気もしますが・・・

さて、もう一つは「が」や「は」で結ばれる場合です。300円が2割に当たるなんって奴ですね。全体を求める奴ですから300円÷0.2=1500円!って割り算すればよいわけです。こいつは、いわゆる割合の三用法の、第三用法に相当する言葉というわけです。

どうも、日本語は難しい・・・やはり言語学の基礎と形態論を学ばないと、問題の言語的解析へ踏み込めないのかもしれません。日本人だから日本語がきちんと使えるわけではないということなんでしょう。

割合の、問題を追加しました。基本的な割合の三用法の文章題です。無名数を使ったものと金額を使ったものとの2種類を作成しました。この半年ぐらいで随分と、問題作成技術が高まったような気がします。
(2008.03.01)
テスト形式の問題
割合の基本問題

  

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