SPI試験対策も良いかも?

先日、電車での移動中に隣の席の大学生?がSPI試験対策問題をやっていました。内容は数学でした。ノートとペンを手に解いているようなんですが・・・ほとんど解けていない・・・最高学府を出ようとしているのにどうして?という感じです。

SPI試験、こいつは私も受けたことがあります。2000年ごろですから、今のとはちょっと違っているでしょうが、実務能力判定か何かですから、たぶんそれほど変わっていないと思われます。

ある、データ入力管理の会社の試験でしたが・・・まあ、このSPI試験の理数のものって、事実上私の専門ですから簡単でした。後の面接では、面接官曰く・・・非常に高成績でしたとのこと、まあ、当たり前ですね。

さて、その参考書の解答解説がちょっと気になったのです。何しろ、鶴亀算とか特殊算の名称で紹介される内容ですからね。大学生を対象とするものであるのなら、当然のことながら、2元1次連立方程式ではなかろうか?と思われるのですが、なぜか算数の解き方です。

まあ、数理能力を高める目的では悪くないですが、一般化された式で説明すべきではないかと思われるわけです。何も、今更小学生がやるようなことを学び直さなくとも良いような気がしました。

それとも、SPI試験というのは、初等教育を受けたか?それの判定なのでしょうか?ちょっと気になります。まあ、あの内容ならば、私が普段やっている授業のようなものですから、案外、中学入試をターゲットとするより、SPI試験をターゲットにした方が良いのかもしれません。

ターゲットの変更は簡単ですね。例の算数教材「とにかく計算!いっぱい計算!」というヘッダーを「SPI試験対策講座」とでもするだけで良いのでしょうからね。

電車の席の隣に座った大学生がチャレンジしていたのは確か、鶴亀算・数列・%の計算・度数分布・グラフの領域とかですね。その他も手をつけては挫折を繰り返していた感じでした。

まあ、あの手の教材って、「お前さんら、以前勉強しただろ。少しやれば思い出すよな。」って乗りで作られているような感じですから、あくまでも紹介程度なんでしょう。そりゃ、SPI試験対策の講座にでも出れば山ほど宿題が出されるのかもしれませんがね。

少し、考えてみるのも良いかもしれません。でも、私が作るとすれば、やはり解説は数学の範囲で作りたくなりますね。売上予測を面積図で考えるとか・・・あまりぱっとしませんからね。

学ぶということは、後できちんと利用できるように学ぶのでしょうが・・・今はそうではなく、通過するために行うのかも知れませんね。
2008.03.04

  

inserted by FC2 system