防災住宅なんってものがあるのか・・・ 防災住宅ってのが、近頃話題になっているとか?こういったものが出る基盤となったのが、気象庁の地震報道なんでしょうね。 例の、P波をとらえて、それから規模を判断し、速報を出して数秒間であっても事前に地震の到来を警告するものです。 こういったシステムが発表されると、地震に関する入試問題が表れてくるのでちょっと厄介なものです。大森公式とかそういった奴の世界が、入試問題の中で展開されてくるというわけです。まあ、基本的には旅人算の仲間ですから、それほど大した問題にはならないでしょうが、それに伴って、震源や震央などの理解も必要になるので困るんですね。 まあ、問題自体はこの数年でかなり出題されていますから、それほど対策のネタがないわけでないのでOKです。 さて、防災住宅・・・地震泥棒対策はどうなんでしょう?警報が発せられると、玄関ドアなど地震によってゆがみが出て開かなくなるのを防ぐために、自動的に開放するとか?そんなことも聞きました。ラジオの番組でね。ふと、そういったことを思ってしまうのは・・・ ガスが止まる、ブラインドが上がるなどの基本的な動作らしいですが・・・私だったらどういったシステムを構築するか?車を運転し、ラジオで流れる説明を聞きながら考えました。 結論・・・つぶれない建物を建てる、戸棚・引き出し類は建物に組み込むことで、家具の倒壊を防ぐ、照明器具なども作りつけ、戸棚の戸やや引き出しはオートクローズ・オートロック、棚などは、内部にエアバッグシステムでも付けて、警報とともにすべて固定・・・家がつぶれなくても後片付けは面倒ですから・・・ 窓ガラスなどが割れるのは建物の剛性が低いからですから高剛性な建造物で揺れによるゆがみを認めないか、歪みを予定して、高剛性なサッシと、建物との固定法を考えればOKなんでしょう。サッシは、フローティングにすれば割れない・・・もちろん、ドア類もですね。 ドア枠を二重にすれば、在来工法の中に組み込めるでしょう。何しろ、近頃の壁は厚くなって、2x6材で組むことが多くなりましたからね。 何も落ちない、何も壊れない・・・中の人は驚くだけ、エアバッグも車のような火薬によるものでなく、普通に圧搾空気とタンク、コンプレッサーの組み合わせなら、減圧して元の位置に収納し、収納完了後、オートロック解除で、普通の生活に戻れるということになるのでしょう。 まあ、花瓶とか、テーブルの上のグラスとかはあきらめるしかないでしょうが・・・そりゃ、コップなどに鉄でも埋め込んで、テーブルを磁化して留めるとか不可能ではないでしょうが・・・ まあ、収納空間だけでもずいぶんと違うような気がしますね。気休め的な防災住宅が、真の防災住宅になるのはいつのことなんでしょうか?・・・玄関を外からロックすると、家の中の戸棚類が全部ロックされる家だと・・・泥棒も入りにくくなるのでしょうね。 2007.09.28 |