算数が苦手というよりは・・・

どうやら、算数の学習が上手く行かない生徒というのにはいくつかのパターンがあるようですが、どうやら、対応関係の言葉にも問題があるような感じがします。

例えば、三角形ABCで、辺ABの長さが・・・5cm・・・こんなものも、上手く訓練されていないとわからないとか、実はまだアルファベットの識別が困難であるとか、色々な前段階の問題があるような場合もあるようです。

私の作るプリントの場合、ある程度そういった能力を養う目的もあって、図の中に問題文からの転記を要求するようにしています。まあ、そのほうが早く作れるという理由もありますけどね。

そういった部分でかなり苦労する生徒もいるようです。

それと、図形問題では使わない数字が出たりします。三角形の3つの辺と、面積などもそうですね。別に高さを示したりすると、使わない数字と計算に必要な数字が現れてきます。

こんなときに、読解力が不足する生徒は、全部の数字を使おうとします。まあ、数を計算すると答えが出ると思い込んでいるためなんでしょう。

意外と、こんな初歩的な間違いがでてきたりするというわけです。自信がない、文章が上手く読めない、対応関係がわからない、こういったものは基本的な語彙が増えてくればそれなりに対応できるようになるはずですが、そういった訓練を怠っている場合もあるようです。

本来なら、そういった訓練のための単元もある程度は用意する必要があるのでしょうが・・・そういったことを考慮しないカリキュラムもあるような・・・

人間というものは、どんな基本訓練をすればよいのやら?なかなか厄介なものです。基礎力を涵養するには、やはりある程度の家庭学習が必要になるような?

なんだか、小1・小2あたり用の問題を少し開発する必要があるような?ずっと以前の職場は、幼児教育でも有名なところでしたから、ある程度のノウハウはありますから・・・ちょっと検討してみるのも良いかもしれません。

今は原稿の端境期ですから、ちょっと開発してみるのもよさそうな?
2007.02.21

  

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