力のつりあいの基本
 力の釣り合いで重要なことは、楽ができるようにみえるとき、それは、どこかで楽している分の力を支えているということです。ですから、天井や床やおもりなどがその役割をになっていることに注意しましょう。そうすれば結構簡単に基本事項だけを理解していれば正解にたどり着けるものです。それでは、棒による力のつりあい、てこからはじめてみましょう。

てこによる力のつりあい
 棒をてことして使うときには、3つの点、支点・力点・作用点を考えます。しかし、この支点・力点・作用点は気分で変わるんです。まず、この3つの点について考えてみましょう。
 この3点が決まるためには、まず目的がないといけません。○○をするという目的があって、はじめて決まるわけです。たとえば、右の図では、支点・力点・作用点ははっきりしません。岩を動かそうとしているのなら、Aが作用点、Bが支点、Cが力点となり、棒をB点で折ろうとしていればAは支点、Bは作用点になります。(入試ではこの図で、てこの3点を聞く場合があります。その場合は、必ずAを作用点とすること!)
 このように、支点・力点・作用点というものは目的があって決まるものであることを覚えておきましょう。
 実は、このように支点の位置というものが変化させることができるということが、てこでの釣り合いを計算する上で非常に重要なことになります。

棒にはたらく力の計算
 □に当てはまる数を求めなさい。

 棒の重さを考えなくてよいのですから、基本どおりですね。それではてこの計算に入りましょう。
 まず、基本どおり、Bを支点とすると
 
 このとき、支点も400gを支えていることを忘れないようにしましょう。
     
 基本はこれくらいでよいでしょう。それでは、基本から派生するちょっと見慣れないものでもやっていきましょう。 

  

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