電流と抵抗の関係
 電流と抵抗の関係は簡単ですからちょっとマスターしておくと良いと思います。
 抵抗、これは、電気の流れを妨げるものです。この大きさは、物質固有のものですから同じものであれば、常に同じ大きさを持ちます。次に、電流ですが、同じ電源を使っているときは、抵抗のの大きさに反比例します。抵抗を中心に考えて、同じ電源を使うことを条件に考えるのがマスターへの近道です。
 さて、もうひとつ重要なことは、抵抗というものはそのもの固有のものですが、電気を流そうとしない限り、働きません。ですから、抵抗の大きさを知ろうと思うときは電源につないでみることが必要だということを忘れないようにしましょう。
 抵抗を1とおき、電流も1としておきます。同じ電源を使っているときは、電流は抵抗の大きさに反比例するので、常に全体の抵抗と電流の大きさの積は一定であることを忘れないようにしましょう。
 以下、これを基本として計算していきます。
図1
電球を直列つなぎにすると、抵抗は2になります。そして、流れる電流の大きさはになります。
図2
上下2つの電球は同じ明るさについていて、図1の電球と同じ明るさにつきます。ですから、電流はそれぞれの電球について1流れるので、電池から流れ出す電流の大きさは2になります。

右の並列につないだ電球2個全体の抵抗はわかりますか?この2個全体では、2の電流を流しているので、全体の抵抗はですね。
図3
 さて、基本はわかりましたね。特に図3の説明の中の、全体の抵抗という考え方がこれより複雑な回路では非常に重要です。これに入る前に、電池の個数と電流の関係を簡単に説明しましょう。

  

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