電球と発熱
電流と抵抗と発熱
 電流に関しては、先ず感覚的に理解できるものからはじめましょう。それは、電流と抵抗と発熱です。この3つの関係を理解するとあとが非常に楽になります。
 それでは豆電球のつくりを覚えましょう。 右の図は豆電球のフィラメントの部分を拡大したものです。このフィラメントの部分は、高温でも溶けたりしないタングステンという金属の細い線でできています。この部分に電気が流れると、発熱して光を放つようになります。
 この部分の温度は、安定して光を発しているときは2000℃以上の温度になっています。このフィラメントの納められているガラスの中は、エジソンが発明したときは真空にすることで高温になったフィラメントが燃えることを防ぎました。しかし、真空にすると、ガラスの内側が黒ずんでくるため、現在では、部屋などの照明に使われる電球ではガラスの内部にはものが燃えるのを助けたりしない窒素やアルゴンという気体が詰められています。しかし、豆電球のような小さな電球ではその効果が薄いので、今でも多くは真空にされただけの物が多いようです。

 さて、重要なのは、電球は発熱して輝いているということです。このことを忘れないようにしましょう。

それでは、電球のつなぎ方と明るさの関係理解しましょう。

  

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